ASDのニートが就労移行支援を一年でやめた3つの理由

発達障害

ASD診断済みのニートですが、この度一年ほど利用していた就労移行支援をやめることになりました。
ニートを始めて2年ほどが経ち、そろそろ社会復帰しないとまずいなと思い利用を始めたのでした。
1年経つのは正直言ってあっという間でしたし、本当はやめずにそのまま就労したかったのですが、様々な理由でやめざるを得ないことになりました。
前半では利用するまでの流れで後半は就労移行支援をやめるに至った3つの理由を書きました。

主治医からの勧め

僕は就労移行支援を利用する半年くらい前に病院を初めて受診しました。
そこで受けた診断がASD,うつ病,パニック障害,社交性不安障害でした。
うつ病を発症することになった直接的な要因は高校時代に受けた教師からのパワハラでした。
それも泣き寝入り状態でなかなか行政からの支援もなく、何か受けられる支援などはないか?という話を主治医にしたところ、就労移行支援なるものを教えてもらい通うことになりました。

事業所選びについて

主治医からの勧められた後はネットで検索して事業所を探すことになりました。
3箇所ほど回ったのですが、私がパニック障害持ちで満員電車に乗るのもしんどいと言ったにも関わらず、朝9時に来てほしいと意味の分からないことを言われたので、その2つはお断りしました(そのうち1つは皆さんよく知ってる大手のところです)
そして私が入所するところになったのは、そこで相談した女性の支援員の方(その後異動してしまうのですが)は障害に対してもある程度理解していて、午後からでもいいから通所してみてくださいと言われ、まずは体験入所という形で利用することになりました。
雰囲気も今まで見た中で一番良くてこれなら通えそうかなと思い、通うことになりました。

プログラムについて

就労移行支援のプログラムですが、僕が通っていたところは特に就職に役に立つようなスキルが身につくものは一切ありませんでした。
たまにワードやエクセルの講座がありましたが、支援員のITスキルが自作PCやプログラミングをやっている僕よりも遥かに低くて受ける意味を感じませんでした。
もっとステップアップしたいなら動画学習(外部サービス)を利用するように勧められましたが、それも就労移行支援に通いながらやる意味を全く感じませんでした。
それなら自習室とか図書館で勉強したほうが良いと思うのは当然ですよね?
ビジネスマナークイズ大会などもありましたが、ググればすぐに分かるような簡単すぎる内容ですし、ASDでグループワークが苦手な私にとっては苦痛でしかない時間でした。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)のプログラムもありましたが、内容が発達障害者向けではなく定型発達者向けで受けていても苦痛でしか無くて、参加中に泣き出してしまうことが何度もありました。これはよく調べないで入った私も悪いといえば悪いのですが。

就労支援をやめることになった3つの理由

ここまで色々と就労移行支援に通い始めるきっかけや、プログラムの内容について書きましたが、やめると決めた理由は主に3つあります。

人事の異動が激しすぎて相談しにくい環境

就労移行支援ですがぶっちゃけ儲かるビジネスなので、事業所の数がどんどん増えています。
僕が通ってる間にも新しく事業所ができて、そこに今まで相談していた人が異動してしまうことが多々ありました。
私が入所するときにお話した女性の支援員の方も異動になってしまいましたし、サービス管理責任者の方も異動になってしまいました。
なので僕が通所し始めてからずっと一緒にいる人は一人だけでした。
それくらい人事異動が激しかったです。
それでも引き継ぎがうまくできてれば良いのですが、代わりに新しく入ってきた支援員が障害について全く知識がなく、何を相談しても当たり障りのない答えしかなくて全く役に立ちませんでした。
それどころか、僕が5年以上ストレスで患ってる「胃痛を胃薬を飲んで対処してみては?」と軽く言われたりしてとても傷つきました。僕は精神科に行く以前に消化器内科を受診しており、そのときに胃薬を飲んでも全く治らず、胃カメラで検査しても異常が無く対処法が無かったのです。
訓練中の笑い声がうるさくてそれがストレスとなり胃痛となっていたのですが、そういった環境も全く改善せずに薬を飲めというのはこちらに負担を押し付けられるだけです。
他に飲んでいる薬もあって飲み合わせのこと考えないといけないのに、何も知識もスキルもない支援員からこんな無責任なことを言われたのです。

就労組と復職組のギャップ

僕の通っていた事業所には就労を目指す人と、うつ病などで休職して復職を目指すために通っている人の2パターンがありました。
僕は就労組で利用料金の自己負担額は0円ですが、就労移行支援に通っている間は働くことができません。なので金銭的には親などを頼ることになります。
ですが復職の人は失業手当だったり傷病手当金を貰うことができますので、基本的にお金に不自由することはないですし、事業所に来ても何もしないで他の人とお喋りしたり、仕事とは全く関係無いことをしてる人がほとんどでした。
はっきり言って就労を目指す人と復職する人との間のギャップが激しすぎるのです。
僕は教師からパワハラを受けて以来、うつ病になってしまったのですが、何も手当金などはもらえてないですし、復職の人たちが「傷病手当金ってこんなにもらえるんだ!?」と楽しそうな会話を聞いていて悔しくて悔しくて涙が止まりませんでした。

また僕は聴覚過敏で笑い声が苦手で、訓練中の他の利用者の人の笑い声がうるさいと何度も伝えたのですが、一度もうるさい人に注意したりすることはなく、隅っこに追いやられるだけでした。
休み時間なら全然和気あいあいと楽しく話してていいと思うんですけど、訓練中にゲラゲラ笑うのは流石にどうかと思いました。
復職の人たちは当面の間お金に困ることは無いし、戻る場所もあるから毎日笑えるんでしょうけど、こっちは生きるので精一杯なんです。

発達障害に対する理解のなさ

僕が通所し始めて一番腹が立ったのがサービス管理責任者の言動です。
サービス管理責任者も私が就活をするタイミングで入れ替わったのですが、とにかく口が軽いというか障害について分かってないくせに分かったふりをされました。
一度就労の配慮事項の話になったときに、発達障害者によくある聴覚過敏などについて伝えたのですが、それを話しても顔がになっていて、配慮事項をもう少し減らせないか?的なことを言われました。
これはめちゃくちゃ腹が立ちましたし、配慮事項は減らすものではありません。
それにどう対処していくかは本人と企業でお互いに歩み寄る姿勢が必要なものです。
やめる意向を伝える2ヶ月ほど前にも、発達障害に対して知識を身につける気が無いならこのまま利用をやめるとかなりキツく言ったのですが、その2ヶ月の間でASDに対しての配慮は一切ありませんでしたし、とにかく週5日で通所するようにとの一点張りでした。
通所するだけで補助金が入るからこういうことになるんです。
配慮できないならできないって言えばいいのにそれもはっきりさせずに、ダラダラと通所させようとする姿勢に嫌気が差しました。

これらの件を行政や社団法人の第三者機関に相談しましたがたらい回しにされて、役所のケースワーカーに相談するように言われたが、相談しても行政指導の話には一切なりませんでした。
月に補助金が15万円近く入っててこれですよ?
納税者の皆さん本当にこれでいいんですか?
僕はこんなサービスに多額の税金を投入することに疑問を感じます。

終わりに

色々と悪いところばかり書きましたが、一つだけ良いことがありました。
それは通所することによって生活のリズムが安定して、規則正しい生活を送ることができるようになったことです。以前は深夜の3時くらいに寝ることが多かったのですが、通い始めてからは24時前に寝るようになって、朝もちゃんと起きれるようになりました。

ただそれ以外に通う意味というものは私は感じませんでしたし、今後も利用することはおそらく無いでしょう。
特に発達障害持ちの人は利用する前に一度考え直したほうが良いです。
事業所側が発達障害に理解がなくて、二次障害が更に悪化するということがあり得るからです(実際私はそうなりました)
長々となりましたが参考になれば幸いです。

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